過去のVALUに関する文章に加筆修正しました。
当時のVALUと今のNFTが非常に似ているので、近いものと考えて今読むと、NFTの可能性みたいなものも見えてきて面白いのではないかと思います。また、VALUにはなかった、保有期間などの情報も、NFTのブロックチェーンには刻まれているので、そこも当時想定した必要とする機能をほぼ完璧に今のNFTはもっているなと。
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おはこんばんはー(* ̄∇ ̄*)/
なんか俺のブログ記事を引用してくれた方の記事が面白かったので、色々考えていくよ。
VALU運営の思い
VALUは、夢や目標をどう実現していいかわからない方、金銭的な理由で実現できない方などが、継続的に支援者を募れる場所をつくりたいという思いで開発しました。発行主の情報、タイムライン、優待情報などをご確認いただき、皆様の「応援したいVALU」が見つかると幸いです。
— VALU (@VALU_official) 2017年6月6日
夢や目標の実現の仕方がわからない人が継続的に支援者をつのれる場所と。
例えば昔の僕だったらジュエリーの学校に通うお金だとか、ジュエリーを作る3DCADを買ったりできるということだよね。
金銭的な理由で夢を実現できない、あるいは夢を叶えるために苦しみながらお金をためている人が、スピード感を持ってお金を集めることができるようになるわけだ。
良いじゃん!ただ、現状インフルエンサーとその周辺しかお金が回ってないようなので、一般の人が「継続的に」支援されるようになれば良いよね。
ただ一方的な支援だと、タダでお金を払うという奇特な人だけが参加するという、偏(かたよ)った顔ぶれになってしまう。
だから支援される側が何か明確なリターンを出せるようになるといいと思うけど、それだとクラファンも似たような仕組みがある。クラウドファンディングでも寄付してくれた人に特典があるよね。クラファンは成果物を特典にしているけど、VALUの優待特典をどのようなものにするかという議論が、もっとあってもいい気がする。
僕みたいに自由に使えるお金が少ない人は、道楽で人を支援する側になるというのはやりづらい。やはりある程度明確なリターンがあれば、積極的にやろうと言う気になる。
当然、お金がリターンとして増えて返ってくるのがベストに近いと思うが、他の方法でもよりベストな選択があるかもしれない。ただ、以下のような意見もある
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僕は「自分の株」を発行したいとは全く思わないのですが、「支援者(VALUER)」になりたい!と思いました。
プロを目指すスポーツ選手のタマゴだったり・・地下アイドルだったり・・小説家・・料理人・・画家・・応援したい人ってたくさんいるわけです。
僕は今小説家として小説書いてるわけですが、応援者してくれる人が増えるのだろうか。
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この発言をしているgem-clipさんは自分の株はいらないとおっしゃっている。僕は自分の株を発行したいし、ゆくゆくは支援もしたいかなって感じ。
お金の心配をしないで創作活動に専念できるというのは、ある意味民間のベーシックインカムのような働きをすることになるのかな。
イケハヤが1000万くらいVALUで稼いだらしいけど、人一人に5万円くらい流れるようになれば、200人くらいのお金に困った人が助かることになる。
クラウドファンディングとVALUの違い
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選手や親御さんには、費用とかそんなことを気にすることなく、思いっきり戦ってほしいわけです。少ししか費用はだせないけど、支援者がたくさんいれば・・
うーーむ。この例え、「クラウドファンディングでいいじゃん」で論破ですよね。自分でも分かっているのですが、すみません、勉強します
そんな「応援したい」という気持ちを、その人の株(VA)を購入する「支援者(VALUER)」として表現できることは、すんごい嬉しく、ワクワクすることではないでしょうか。
クラウドファンディングとの違いは、継続性があるかないかということかと思ったけど、以下のリンクにあるようにファンクラブ制度があるな。だから単純にお金が欲しければ、ビットコインなんて回りくどいことをせずに支援を求められる気がする。
クラウドファンディング - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
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となるとクラウドファンディングとの違いは何?ってことだけど、クラファンより緩い契約で支援を集められるということかな。クラファンでお金を集めるには、それなりにしっかりしたコンテンツが作れる人が、そのコンテンツと引き換えに支援を求めるって感じだ。でもVALUはそこまでしっかりしたコンテンツがすぐ作れなくても、支援されることができる。
クラファンでは「制作物、体験、サービス、お礼」などを支援の見返りとして渡すが、VALUの優待特典は設定しなくてもいい。つまりVALUは成果物として完成されたコンテンツを見返りとして渡すクラファンやnoteと違って、未完成な価値しかもっていなくても支援を受けられるということだ(今のところそれで支援を受けている人はほとんどいないと思うが)。
言い換えると、クラファンは空を飛べる鳥に支援するのに対して、VALUは卵の状態の鳥に支援をするという住み分けではないだろうか。
働いてリターンを出せる人に対しての支援の形がクラファンで、すぐにリターンという見返りを出せなくても支援するというのがVALUなのだ。
gem-clipさんが以下のような人たちを支援したいと言っていることからも、コンテンツホルダーをファンが支援するという形ではなく、コンテンツホルダーの卵を教育者が育てるという形に近いことがわかると思う。
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夏の高校スポーツ大会もそろそろ鹿児島代表が決まったり、高校野球の甲子園予選が始まるときですよね。こうしたときに、大きくネックとなるのが移動費用や宿泊費用などの資金面。 離島の高校生は、船で何時間もかけて鹿児島市の本土で開催される県大会に参加します。勝ち続ければ、鹿児島市内のホテルに滞在し続けるわけです。滞在費がひとり10万円を超える、なんて話もちらほら聞きます。
また、以下の和波さんのリンク先で、クラファンとVALUの違いが書かれている。
あちら(引用者注:クラウドファンディング)は特定の事業に対して資金を募り、必ず見返りを提示する「融資」であったのに対して、VALUはお金の使い道も決まっていなければ返済の必要もない「出資」です。
出資といっても、議決権や配当請求があったり、オーナーになって本人の一部を所有する――といった個人の自由が毀損されることはありません。
株の場合は返済しなくて良い代わりに、出資者として会社のオーナーとなり、議決権や配当金が得られましたが、VAでは得られないということです。
ということは、VAの買い手から見た価値はキャピタルゲインということになります。投機です。
投機が興隆するためには、逆説的ですが稼げることが必要です。流動性があって、人気があって、人々がその価値を信じていること。それがなくなると一気に資金が逃げていきます。
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VALUならではの
キャピタルゲイン(資本益)をどうする
ただ、VALUならではの資本家に対するキャピタルゲインがあってもいいんじゃないかなとも思う。
しかし導入期、成長期にあるコンテンツホルダーを支援したら何が見返りにもらえるのか謎だ。クラファンとかなら、理想のカフェを作るので支援お願いしますとなる。VALUなら高校野球で上位に行きたいので、支援お願いしますとなる。仮に目標となる高校野球上位入賞が達成された後の資本家のキャピタルゲインはなんだろうか。単純にVAが上がった分を売るという見返りだけじゃ足りない気がする。
これには長期に渡って支援してくれた株主に対する優待を与えるのがいいんじゃないかな。高校生だったコンテンツホルダーや理想の仕事ができなかったコンテンツホルダーが、成長して、理想の仕事についたら、お金が稼げるようになる。
そうしたら、長年サポートしてくれた資本家たちを食事会やパーティや団体旅行に招待とかいいんじゃなかろうか。ささやかな恩返しかもしれないが子供が親にする恩返しのように、感慨深いものになるに違いない。旅行や外出が出来ない資本家に対しては、資本家の自宅を訪問して、プレゼントを送るとか、座談会的(懇談会)なものを開くとか、一緒に酒を飲むとか、風呂で背中を流すとかいいよね。
投資家と株主という厳しく成果が求められる関係ではなく、親と子、教師と生徒、地元密着の町会議員と町民のように、温かく支援する側とされる側の関係。緩く与え合う関係。
そんな優しい関係性を具現化する方向にVALUがなっていったら素敵だなと思ったり。
3年後、5年後、7年後、10年後と、記念日に資本家との絆を強くすれば、いずれ支援した額のお金以上の貴重な体験を資本家は得ることができる。クラウドファンディングは短期的にリターンがある場所、VALUは長期的にリターンがある場所として住み分けられないか。
資本家が高齢になったら、何か困ったことがありませんか?もしありましたら、ささやかですが今度は私たちが支援協力させていただきますとコンテンツホルダーが言う。資本家の悩みを解決する手助けをしたりね。
そのためには、今のVAの保有数を表示するのに加え、VAの保有期間を表示できるようになる必要があるけど、そこんところどうにかならないかな。まあそんなアップデートがなくても、手動で資本家を記録しておいて、支援してくれた資本家に恩返しするようにはできる。アップデートがあるとよりやりやすいが。
つまりVALUは少子高齢化の社会で、高齢者が血の繋がらない貴重な青年を育てる仕組みになれる。そして青年が巣立ったとき、本来であれば孤独死をしていたような高齢者に血の繋がらない子供として、育ててもらった恩を返す仕組みにもなれる。血縁関係を超えて、人の温もりを感じられる社会を創るのだ。
こ、これは、VALUは少子高齢社会の問題の克服という、とんでもない恩恵をもたらす救世主なんじゃないか(な、なんだってー!)。
クラウドファンディングもコンテンツホルダーとファン(店と客)という、似た方向性を持っているが、VALUのコンテンツホルダーと養育者(子と親)の関係の方が理想には近いところにいると思う。
不景気な低成長社会では、普通の家庭では子供を育てるのに2-3人が限度だが、VALUを使えば、何十人、何百人規模で子供(コンテンツホルダー)を育てることができる。
投機が興隆するためには、逆説的ですが稼げることが必要です。流動性があって、人気があって、人々がその価値を信じていること。
先ほどの和波さんの言葉の引用だが、「投機としての役割」というよりも、人気はあまりなくとも、お金を必要としているひとの将来を支援する、新時代の「親子関係としての役割」【強い絆で結ばれている関係】を支援するVALUは志向した方が良いのではないかと思う。
評価経済社会の体現者としてVALUを認識することもできるが、人の温もり社会の体現者としての側面もVALUは合わせ持っている。
今後VALUをどのように成長させるかは、運営とユーザー次第だが、中長期的にすさまじい可能性を秘めていることだけは明らかなようだ。
今後も注目して見ていきたい。
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再掲載にあたって
元記事をアップした日 2017.06.09
NFTの強みをこの時点で予測していた。
つまり、NFTが十全に力を発揮するためには、長く持っていれば起きるかもしれない、増えていく価値をちゃんと書いておくことが大事だということだ。もちろんそのリターンは確約はしなくても良いのかもしれない。
でも、こんなことが起きるかもしれないと、絶対はない世の中だけど、緩く期待できるようなことがあっても良いと思う。
そして、約束した人が忘れていたら、覚えてる側が、思い出させてあげても良いと思う。
そしてたとえ、ブロックチェーンに刻まれていなくても、あの時はありがとうって想いを込めて、恩返しや、あの時は迷惑かけてごめんねって思いを込めて、罪滅ぼししたり、自分の願いに応じたプレゼントを贈り合う世の中に、今一度変えることが出来たら。素適なキラキラとしたプレゼントが舞う世界になりそうだよね。
ありがとうって思いを込めて、大事な人に
宝物をプレゼントする
そのきっかけにこの記事がなったら
嬉しいです。
最後にもう一つ別の記事から
真偽はわからないが、
アインシュタインが「人類最大の発明は複利である」と述べたように、株で資産を運用することは、非常に素晴らしいことだと思っていた。それを個人で出来るようになったら、人類最大の発明が、万人に共有されて、様々な問題が解決するだろうなと、日頃から夢見ていた。複利の恩恵を万人に、素敵なロマンだと思わないか?